Maserati GranTurismo MC Stradale

Maserati GranTurismo MC Stradale - Engine

エンジン

グラントゥーリズモ MC ストラダーレの心臓である4.7リッターV8エンジンの最高出力は7000rpm時で450ps(331kW)となり、グラントゥーリズモ S を10ps 上回っています。同様にトルクも20Nmアップ(490Nmから510Nm/4750rpmへ)し、低回転域から一気に上昇するトルク特性により、コーナリングの際のパワー、フレキシビリティ、レスポンスのすべてが向上しています。
このV8エンジンの進化の多くは、各部のフリクションロスを徹底して低減したことにより達成されました。オイルパンを流体力学に則して設計しなおしたこと、バルブのタペットとカム表面にDLCコーティング(ダイヤモンド状コーティング)を施したことが功を奏したのです。その結果もたらされたのは、よりパワフルなエンジン、良好な燃費とそれに伴う排出ガスの低減、そしてより滑らかなギアチェンジの実現でした。あわせてエグゾーストシステムに、ニューマティックエグゾースト バルブを採用して、よりアグレッシブなパワーとレスポンス、そしてエグゾーストサウンドを際立たせました。
さらにグラントゥーリズモ S と同様に、エンジン本体とスチール製シリンダーライナーを軽量かつコンパクトに設計し、メインシャフトもさらに軽量化を図りました。あわせてシングルチェーンによるタイミングシステムの採用が、より軽快なレスポンス、信頼性の向上、良好な燃費性能を実現に大きく寄与しています。
これらに加えて、エンジンにマセラティの最新のトレンドであるウェットサンプ潤滑システムを採用。オイル返送用のポンプ数を減らして走行時の静粛性を高めることで、快適性とスポーツパフォーマンスの絶妙なコンビネーションを実現しています。