Maserati and respect for the environment
マセラティは、燃料消費と排ガス排出量を低下させる努力を継続させている。
環境に敬意を払い、これを保全することは、マセラティの大きな目標のひとつである。マセラティは現在、製品の燃料消費とCO2排出を抑える5カ年計画に取り組んでいる。
この計画では、エンジン、特に機械パーツの稼働効率や熱力学的特性の向上に主眼が置かれている。具体的には、エンジン内部の流体力学的特性を改善し、エンジンマネージメントを総括的に見直して、熱の発生や電気の消費を低減させ、さらにエンジン補器の駆動方法にも改良のメスを入れた。マセラティは、手を休めることなく、バイオフューエル混合燃料の使用も見据えた研究開発を実施している。
また、車両の製造においては、重量と空気抵抗の軽減に細心の注意が払われている。マセラティは、すでに軽量・革新的な素材を採用し、さらに風洞実験を繰り返して、転がり抵抗や内部摩擦の大幅に低下させることに成功した。
環境保全を進めるにあたって、マセラティは、リサイクル可能な素材や自然素材によるコンポーネントの使用比率を同社史上最高レベルに高めている。インテリアは、オーナーと車両が直接接触する場であり、天然繊維、ラグジュアリーウッド、厳選レザーをふんだんに使用、暖かみのある空間を作り上げる試みは、それ自体、環境保全に貢献する行動と言えそうだ。
マセラティは現在、“デザイン-フォー-リサイクリング(リサイクルのためのデザイン)”と題するプロジェクトも推進する。リサイクル性の高い素材を使用するだけでなく、製品の解体容易性もデザインの要件とし、さらにパーツやコンポーネントに素材を特定するマークを施し、分別を容易にする配慮もなされている。
現行モデルでは、EUエクストラアーバン・サイクルに基づく燃料消費も改善されている。クアトロポルテ・オートマチックとスポーツGTSは9パーセント、グラントゥーリズモは3パーセントの省エネを実現した。



マセラティの歩み